ジャズ語をマスターする!

リックとは?

ジャズの教則本でも、YouTubeなんかでも数多くの
「リック」が紹介されています。
しかしこれがなかなか使えないのです。

アドリブの中に何とか「ねじ込んで」みても
何かしっくりこない…
取って付けた感じとはまさにこれ…
といった違和感がある。

いや、そもそも意味が通っているのか? 
文脈はちゃんと繋がっているのか? 
そんな疑問が湧いてきたのです。

突然ですが…「これ、マックのポテトじゃない?」
これを関西弁で言うと「これ、マクドのポテトちゃうの?」となる。
ちなみに標準語なら「これは、マクドナルドのポテトではありませんか?」となります。
質問の内容や意味は同じですが、言い回しや言葉遣い、イントネーションが違う… 
そこで、こう考えたのです。

つまり「普通のスケール(標準語)」ならこうなるが、
オルタードスケール(ジャズ語)を使うとこうなる」みたいな…
そういった「ジャズ特有の言い回し」を学習する…
ただ単にフレーズを丸暗記するのではなく「喋り方」を学ぶ…
実はリックから学ぶべき事は、こういうことではないかと。

第2言語を覚える

「本気でジャズを理解したいのなら外国語を勉強するぐらいの気でないと… 」
あるジャズの先生がそんなことを話していました。
私はこれを「ジャズの音感を本気で身につけるならば…」と理解しました。

ちなみに、何かの都合で外国暮らしをするとして
「その国の日常会話をマスターするのにどれ程の時間が必要なのか?」を調べてみました。
すると、もちろん性格による差は大きいが、大体2〜3年… 外交的な人なら1年も掛からずにマスターできるとのこと。

ならば「やってみようじゃないですか!」日常会話程度で良いのです。
最初はカタコトでも… 今の会話ができないままで過ごすよりは絶対に楽しくなる筈です。

世の中には「絶対音感の持ち主」っていますよね。日常で普通に耳にする音の高さを「ドレミファソラシド」で聞き分けられる、もちろん「#や♭」も含めてそれが出来るという人。
実は、こういう人の多くは「音楽関係者」の御子息さんで、幼少期から「そのための教育」を受けていました。普通一般の家庭で「音感教育をする」なんてことはありませんし、その方法すらわかりません。「ドレミ…」の概念は、日常生活にほぼ必要が無いので、通常の幼児教育には含まれない訳です。しかし「いざ音楽の世界へ…!」という時に、音感は「実は欠かせないアイテム」だった… 音楽関係者はそのことをよく知っていて、我が子には「音楽で日常会話ができる」ぐらいの教育を… となったのでしょう。

Photo by Alina Vilchenko on Pexels.com

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